『ドラゴンクエストソード 仮面の女王と鏡の塔』

ドラゴンクエストソード 仮面の女王と鏡の塔 - Wii

ドラゴンクエストソード 仮面の女王と鏡の塔 - Wii

なんか面白いのか面白くないのか分からないゲームでした。判断するにはボリュームが足りないんじゃないかと思うのです。「あれっ?もう終わり?」って感じで。

面白い点を挙げると、コントローラを振って敵をビシバシ攻撃できるところ。もちろんターンなんてものは無いので、任意のタイミングで何度でも攻撃を当てられます。いかにも戦ってるって感じがします。当てたいところに当てるのは難しいので、あらかじめ当てたいところをポイントしておく「ポインターロック」というシステムも良くできていると思いました。

悪い点は移動に関する操作性です。移動は十字キーで行うのですが、最大の疑問は「なぜヌンチャクをサポートしなかったのか」という点。何と言っても私達は生まれてこの方、移動は左手でしか行ってこなかったワケですし、それに加えて、そもそもWiiコントローラの十字ボタンって位置的に押しづらいと思うんですよ。この点だけで私はプレイするのが億劫になってしまいました(最終的には何とか慣れましたが)。Wii.comに掲載されているディレクター・堀井雄二さんのインタビューによると、振り回すのに邪魔だからヌンチャクは止めたそうですが、全然そんなことないです。多少邪魔になったとしても、格段にプレイしやすくなっていたと思います。

あと個人的に思うのは、もっと自由度を上げられなかったのかなと。街は狭くて、そもそも一つしかないし、街の外に出れば一方通行だし(レールに乗っている感じで前後にしか移動できない)。もっと普通のRPG風に作れなかったのかなって思いまいました。コントローラの特性を生かそうとしていたのが、逆にその特性に縛られてゲーム全体が小さくなってしまった気がします。一人称視点も嫌いだし。