『テイルズ オブ シンフォニア ラタトスクの騎士』

テイルズ オブ シンフォニア ラタトスクの騎士 - Wii

テイルズ オブ シンフォニア ラタトスクの騎士 - Wii

とりあえず1回クリアしてみました。

終盤のアリスちゃーんと3Kデクスで苦労しましたが、ロングソードをごにょごにょして何とか勝つことが出来ました。別に裏技じゃなくて正規の方法なので堂々と書いてもいいんですけどね。

2週目に備えてグレード稼ぎをしたのですが、目標の3400ポイントを目指していたところ、いざクリアしてみたら5900って(汗。無駄な時間だったぜ…

2週目には新しいダンジョンが追加されるようなので、そこ行ってみようっと。

物語

物語に関しては前作の2年後という設定で、二つに分かれていたシルヴァラントとテセアラが合体したマップになってます。方角がバラバラで合体したりしていて、そうきたかって感じです。そんでもって文明の発展度の違いから差別が起きている世界になってます。

前作でユグドラシルというボスがいましたが、世界を二つに分けるという、とてつもないことをしたキャラをみんなで苦労に苦労を重ねて倒したと思ったら、なんとそれよりも凄い存在であるラタトスクがいたなんてどういうことですか。まあ前作の物語に関係なかったんだから仕方がないですよねそりゃ。

キャラクター

今回のメインはエミルとマルタの2人ですが、マルタのエミルに対するラブラブ度が凄いです。大抵のゲームでは物語が進むに連れてだんだん好きになっていくというのがありがちですが、もうエミルに会ったトタンに「私の王子様」状態で、ちょっと恥ずかしくなるくらいです。ちょっとしたエロゲー状態です。

そんな2人に付いていくのが、見た目が犬のセンチュリオンで、これが面白くていい味だしてます。

もちろん前作のキャラも全員出演しますので、前作をプレイした方にとっては懐かしいと思います。登場した時にはホントにキター!って感じです。ところが前作キャラは操作できませんし(戦闘時のみ操作可)、装備も変更できません。レベルも固定で、章が進むとレベルが上がっているという具合です。この辺は思い切ったなあと思いますが、使用キャラの偏りが無くなるし、別行動していることで物語も面白くなるので、まあアリかなと。

操作性

私のように、今回の為に直前まで前作をやり直していた人にとっては、違和感アリアリかもしれません。特に戦闘時のガードは、GCコントローラーだとXボタンですが、今回はヌンチャクのZボタンです。右手から左手に操作が移ったので、やり始めはガードが出来てませんでした(^^;

戦闘

これも前作をプレイしていると感じることなのですが、通常攻撃で、ボタンを押してから攻撃が当たるまで時間がかかるんですよね。前作だとボタンを押した瞬間に攻撃が出ていたのですが、現実の人間の動作と同様にタメが入っているので若干時間がかかります。これが慣れるまでに結構時間がかかりました。

あとはユニゾンゲージの貯まりが結構早いですね。1回の戦闘で必ずと言っていいほど満タンになるので、秘奥義が「秘」で無くなるくらいに使いまくりです。

システム

印象に残ったシステムが3つあります。

1つ目はフィールドの移動がザックリと削られていること。ドラゴンバスターみたいです(例えが古い)。これはカジュアル指向から来たものなのか、それとも容量の関係からなのか分かりませんが、これもゲームがスッキリした一因ですね。

2つ目はモンスターを仲間にできるシステム。これはコレクションや格闘場の要素としては面白いのですが、問題はモンスターのレベルが簡単に上がりすぎること。敵を倒すと、モンスターの経験値を上げるアイテムをボロボロ落とすので、モンスターが強くなりすぎて戦闘が簡単になる傾向があります。

3つ目はコレクション要素が少ないこと。モンスター図鑑と仲間モンスターの2つしかないでしょうか。アイテム集めとかも欲しかったですし、魔装備が無いのも残念です。

全体の感想

率直な感想としては、「面白かった」。そして「もっとやりてぇ」です。なんだかんだ寄り道して40時間以上かかったので、特別短いというわけではないのでしょうが、個人的にはシステムの色々な部分でスッキリしすぎてたかなぁと思います。制作側のインタビューで読んだところによると、あえてカジュアルさを目指したようですので、そこを目指していたのでしたら納得できるところではありますが。

物語の終了時点でも、前作の場合は、「これからロイド達が世界を守っていくんだろうなぁ」という安心感がありましたが、今回の場合はエミルが普通の人間では無いだけに、「もう一悶着あるんじゃないか」「マルタとどうなってくんだろ」と気になるんですよねぇ。

テイルズで一番好きなシリーズだけに、これで終わって欲しくない気分です。続編出ないかしら…