『バイオハザード 5』レビュー

バイオハザード5 - PS3

バイオハザード5 - PS3

トロフィーコンプしました。

プロフェッショナルはマグナムとロケットランチャーを無限弾数化していったのでそれほど苦労はしなかったですが、やはりンデス戦とジル戦は時間が掛かりました。

それはそうとシステム的にはどうだったんでしょうか?

Co-opシステム

今作のウリです。生協じゃないです。相棒がいます。

何なんでしょうかね。HDで画面がワイドになって一人じゃ絵づらが寂しいから、二人にしちゃえってことなのでしょうか。

個人的には一人でやらせてくれよって感じでした。別に基本は一人プレイで、二人プレイをする時は敵が多くなるとか強くなるとかすれば良かったのではないかと思いました。だって、走るの遅いんだもん(笑)

ただ、相棒はAIM能力が凄いです(笑)。遠くの敵でも確実に当てます。

移動

多くの皆さんと同様、武器を構えた時に動けない、小回りが利かない、の2点はどうにかする気は制作側に無いのでしょうかね。「動けないことの恐怖」みたいな事をおっしゃってますが、人間の行動としてはかなり不自然だと思うのですが。

それに加え、ダッシュするのに×ボタンを押さなくてはいけないのもおかしい。アナログスティックが標準の時代にマリオのBダッシュみたいなのを採用しなくてはいけない理由は何なのでしょうか?もしかしてPC版とかを考えて、キーボード操作に対応させる為なのかな?でもそんなのはプログラムで場合分けすれば済む話ですし。

装備

前出のCo-opシステムのネットプレイに対応するため、装備変更の際に時間を止めることが出来なくなってしまいました。よって素早く変更するために十字キーに武器を割り当てる形になっています。十字キーに割り当ててある武器に関してはそうでもないのですが、割り当てていない武器を装備する際には少し慣れが必要かもしれません。装備メニューを表示している間も敵は止まってくれないので、どうしようか考えて固まってしまうこともしばしば。今回のプレイで一番戸惑う要素かと思われます。

武器を入れるトランクが無くなったのがちょっと残念です。大きいのに買い換えていくのが楽しかったのですが、まあ戦いにトランクを持っていくのも不自然と言えば不自然ですけどね。

武器強化

今回は発売直前になってもなかなか情報が出てこなかったのが謎ですが、武器の強化に関しては武器屋はいません。各ステージの開始時に出来るようになってます。

ただ、武器を強化してもあまり強くなっている実感が無いんですよね。もちろん実際には強くなっているのですが、前作の様に「改造してるゼ」感がイマイチ感じられないというか、改造したのを売ろうとしたら、とてつもなく安くてビックリしましたし。

ただ、ほぼ全ての武器が無限弾数化できるのは面白いと思いました。

アイテム

今回も宝石などのお宝があるにはあるのですが、組み合わせてどうのという要素はありません。よって、持っていても何もないので無条件で売却です。なんの為にあるんだ?

マップ

今回はステージ制になっています。今までの様に屋敷の中をグルグル回ったり、今は行けないけどアイテムがあれば行けるようになる的な謎解き要素がなくなってしまいました。あれって結構好きだったんですが。

総評

PS3版のディスクにはメイキング映像も収録されているのですが、今回は映像にかなりお金をかけたようです。ハリウッドに乗り込んでの制作は、映像制作技術においてかなり得るものが大きかったかと思います。

ただ、プレイする側からすると、ちょっと映像ばかりに力を入れすぎ感が否めません。映像にリアルを求めているなら、動作にもリアルを求めて欲しかった。

個人的には直前までメタルギアソリッドをやっていたので、そちらの操作方法をそのまま持ってきたら面白かったのになぁなんて思いました。『スネーク in バイオハザード』なんてどうですかね(笑)