PC本

昨年今年とパソコン関連の雑誌が面白い位に休刊ラッシュで絶滅しかけてますけど、一般ピープルの率直な感想としては、なんでオンライン出版に移行しないんだろうと思うのであります。

アメリカに目を移すと、オライリーが運営している「safari」というオンライン販売サービスなんかでは、月額約20ドルで10冊まで読み放題で、数ページまで印刷が可能で、必要であれば紙媒体の本も購入できる、なんてことになってます。

safariに参加していない出版社でも独自にPDFで販売をしているところもあって、パソコンソフトと同じように本にバージョンを付けて販売していることもあります。お気に入りの優れた本を買ったんだけど、誤植があるのでまた買い直した、っていうのは技術屋さんで良くある話ですが、そんな時にこのバージョン付けはとても嬉しいシステムです。

でも何故か日本ではPC関連の書籍は、オンライン販売に進出しません。漫画とか写真集は結構行ってますけど、何ででしょ。他の分野よりも先駆けて進出しててもおかしくなかった分野なんですけどね。

なんか現状見てると音楽業界に似てる感じがしてきました。オンライン配信におっくうになっていたところにappleがやってきて焦ってアワワしてたみたいに、出版社もsafariみたいなのが欧米からやってきたらどう対応するんだろうと。