『レイトン教授と不思議な町』

レイトン教授と不思議な町(特典無し)

レイトン教授と不思議な町(特典無し)

このゲームは「ナゾトキ・ファンタジー」という分類がされていますが、本当にひたすらナゾを解いて行きます。ナゾの種類にはパズルもあれば、計算を駆使する問題もありますし、一見難しそうだけど問題をしっかり読めば簡単に分かる言葉遊び的なものもあります。物語を進めながら、135の謎を解いて行くわけです。

これらのナゾは、40年前に創刊されて以来、全23集1200万部を売り上げた『頭の体操』の著者である多湖輝(たごあきら)教授が考えています。更にレイトン教授の声を大泉洋、助手のルークに堀北真希を起用するという力の入れようです。

ゲームの内容としては、街に隠された秘密を暴いていくアドベンチャーなのですが、物語を左右する選択肢的なものはありません。ただ物語がダーっと進んでいき、その過程で合う人々から出されるナゾを解いていく、と言った流れです。ですので、物語を楽しみたいという目的の方よりも、純粋に問題を解くのを楽しみたいという方に向いていると思います。ゲームの善し悪しを決定づけるのはパズルの出来次第ということになるのですが、そこは多湖先生が作ったパズルですから間違いないというワケです。

ちなみにナゾについてですが、物語の内容とは全く関係ない問題がほとんどです。まあ関係ある問題を135題も作れって言う方が無理なんでしょうけどね。ヒントもちゃんとあって、街中に落ちているコインを消費することにより、3段階までヒントを得ることができます。

一つ気になったと言えばやっぱり声優ですかねぇ。北海道人としては大泉さんを使ってくれたのは嬉しいですが、風貌と声が合ってないように思います。堀北真希ちゃんの方は意外と少年の声としては合っていたと思いますが、なんか鼻声っぽい部分があって風邪引いてたんですかねぇ。それとも、「思い通りに出来なくて泣いた」って完成披露イベントで言ってたので、それでかな?

私的にはパズルとか好きなので結構楽しめました。このシリーズは三部作になることが決定していて、次回作は『レイトン教授と悪魔の箱』だそうです。今作にも既に、次回作で入手できるパスワードを入力する場所が用意されていたりするので、割と早い時期に次回作が発売になるかもしれませんね。