『Adobe Flex 3 & AIRではじめるアプリケーション開発』
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Adobe Flex 3 & AIRではじめるアプリケーション開発
- 作者: 公門和也,大谷晋平,堀越悠久史
- 出版社/メーカー: インプレス
- 発売日: 2008/12/01
- メディア: 大型本
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Flex 3 と AIR の開発を解説した本です。エンタープライズ向けに、実践で使える技術が解説されているのが特徴です。
実際にアプリケーションを作成しながら学べ、スクリーンショットが多様されていてかなり分かりやすいです。ですがプログラミング初心者の方が手を出すと後悔するかもしれません。Java が分かれば一番良いですが、そうでなければ最低でもオブジェクト指向プログラミングを理解していないと苦しいでしょう。
アプリケーションを作成する際には Flex builder の体験版を使いますが、本質を理解する為に、あえてソースは全て手入力するように解説されています。すばらしい。ですので FlashDevelop なり他のツールでも読み進めることは出来ますが、今回だけ Flex builder を使うのが吉でしょうね。
一応まえがきでは本の「7割がブートキャンプ」と書かれていますが、実際には3割くらいだと思います。1〜3章が軽い技術解説やインストールなどの準備、4章が Flex クライアント、5章が Flex サーバーサイド、6章が AIR アプリ、7〜8章が実践でのハマリどころ解説、となっています。
実際に手を動かすのが4章で100ページくらいあります。5章はサーバーサイドなのですが、これは Java の BlazeDS というフレームワークの解説ですので、PHPer な私は軽く読み流しました。6章も手を動かしそうな感じですが、サンプルの掲載だけに留まっています。
現場のプロの知識が解説されているという点では、今は全ての内容が理解できないとしても、知識を付けた上でもう一度読み直したい本です。